Ryuです。今回はカービング練習に最適だったスキー場と、その条件についての記事です。
ズラしたターンはできるけどカービングターンにならない!と悩んでいる人におすすめのスキー場を解説します。
カービングターン練習におすすめなスキー場の条件
おすすめなスキー場の条件は
1.混みにくい
2.きれいな圧雪バーン
3.斜度10〜15°のコース
4. 幅広のコース
です。
条件1.混みにくい
混みにくいスキー場がおすすめです。
混んでいるゲレンデでは周りを気にして滑る必要がありますよね。
自分がターンを切り替えたいタイミングで切り替えられないため、混んでいる場所でのカービング練習はおすすめできません。
条件2.きれいな圧雪バーン
きれいに圧雪されたバーンはエッジが噛みやすく、エッジに乗る練習をやりやすいです。
雪が硬すぎると、転んだときの恐怖心で体が固まってしまいます。
反対に、雪が柔らかすぎてもカービングターンの練習はやりにくいです。
なぜなら、エッジが埋まってしまうから。
失速したりドラグ(ブーツやバインが雪に当たること)したりして練習しづらいです。
そのため、春のスキー場はおすすめしません。
経験上、強風が吹くスキー場は雪が飛ばされてカリカリの硬めバーンになりやすい気がします。
今回紹介するスキー場はちょうどよい硬さの神バーンが多かったところですので、スキー場選びの参考にしてください。
条件3.斜度10〜15°のコース
おすすめ条件3は斜度10〜15°のコースです。
適度に緩やかな斜面で、エッジに乗って滑る練習がしやすいです。
ドリフトターンができれば恐怖心なく滑れる斜度です。
「恐怖心なく」というのが練習のポイントで、怖いと後ろ足をズラしてスピードを調節しようとしてしまいます。
後ろ足をズラさないようにするのが練習の目的なので、怖くない斜度で練習する必要があります。
反対に、斜度が10°以下の超緩やかな斜面は止まってしまい、練習にならないのでおすすめしません。
条件4.幅広のコース
幅広のコースで練習しましょう。
横幅が広い方が、トゥターンとヒールターンの切り返しが少なくてすみます。
エッジに乗る練習は横幅いっぱい使って練習するのがおすすめです。
また、幅が広いと圧迫感を感じにくいです。
他人との距離を取って練習できるので、幅広のコースがおすすめです。
次章では、おすすめのコースがあるスキー場を紹介します。
おすすめ①やぶはら高原スキー場
おすすめコースはこく1です。慣れてもう少し急なところがよかったらどんぐりコースに行きましょう。
こちらはこく1リフト降り場付近の様子
コース中盤から終盤にかけての様子
滑った日は運悪く雨でしたが、幅広で人も少なく滑りやすかったです。
おすすめ②Xjam高井富士
おすすめコースは第1ペアリフトの「なんじゃこりゃ」コースです。
幅広のコースに加え、雪質の良さが滑りやすかったです。
私は2泊3日で3日間滑ったのですが、3日間ともガラガラでリフト待ちゼロでした。
なんじゃこりゃコースの上部〜中間部
コース上部を下から見た様子
なんじゃこりゃコースの端には初心者用パークがあります。
私が行ったときにはコース上部に塩ビパイプ、ボックス、コース下部にキッカーがありました。
写真左に見えるのがボックスですね。
なお、リフト降り場付近は上部コースから来る人との接触に気をつける必要はあります。
おすすめ③ハンターマウンテン塩原
カービング特化の練習なら第1クワッドリフト、コース全体を楽しみながら練習もする場合はクワッドリフトorゴンドラがおすすめです。
第1クワッドリフトで滑れるコースは「ブロードウェイ」コースです。
幅広で他人との距離を取れるので、広々滑ることができて気持ちの良いコースです。
斜度は緩やかですが、止まることのないちょうどよい斜面。
練習にはもってこいのコースですが、1日中回すと飽きます。クワッド、ゴンドラが開くまで練習するとよいでしょう。
ハンタマに行くなら、ゴンドラに乗って3kmのコースを楽しみたいですね。
ゴンドラに乗る場合は上級コースを滑る必要があります。
急斜面ではありますが、崖のような感じではありません。
ドリフトターンができる人であれば、ゆっくりと滑り降りることはできるでしょう。
ゴンドラコースから降りてくるときにおすすめなコースが「フォーティセカンド・ストリート」です。
初中級向けのコースで少し斜度がありますが、練習したことを試すにはちょうどよい斜面。
ブロードウェイでカービングができれば、フォーティセカンド・ストリートでもカービングの練習ができると思います。
おすすめ④パルコール嬬恋スキーリゾート
おすすめコースは、
①嬬恋ゴンドラ回し
②B5コース
③A1コース
です。
ゴンドラ回しは中級者コースも多く通りますが、練習できないほどの斜度ではないので一度行ってみることをおすすめします。
D3、D6コースは一部斜度がきついところもありますが、ターンができる人なら滑って降りられます。
エッジに乗る感覚がわかる人ならば、どのコースもカービングができると思います。ドリフトターンでも恐怖心なく降りてこれる斜度です。
イチオシはゴンドラからC2,C3,B5コースを通り、B5コースを回す方法です。
B5コースを滑っている様子
B5コースはこの写真のような幅広で緩やかな斜面が続きます。
ゴンドラが混んでいるときでもなぜか空いている穴場コースなので、ゆったり滑れますよ。
こちらはA1コース下部の様子
A1コースはパークの合間を縫うように滑ります。
ゴンドラが混んでいるときやパークにも入ってみたいときにおすすめのコースです。
紹介したコースのうち、もっとも陽が当たるのがB5コースです。他のコースが硬い場合でも、晴れていれば一番最初に柔らかくなりますよ。
おすすめ⑤ホワイトワールド尾瀬岩鞍
第3クワッドリフト、ゴンドラ回しがおすすめです。
ホワイトワールド尾瀬岩鞍は、ゴンドラを回しているだけで楽しいスキー場です。
ところどころ急に感じる斜面があるかもしれませんが、ドリフトターンで乗り切れば大丈夫。
カービングができる人ならガンガン滑れるコースです。
ただし、スピードが出る分恐怖心は感じるかも。
適度に調整しながら滑ることで、練習にもなります。
カービングオンリーの練習なら第3クワッド回しをおすすめします。
第3クワッドリフト降り場の様子
コース中部から下部の様子
リフト待ちが少なくちょうどよい距離なので、ガンガン回して練習することができます。
おすすめ⑥舞子スノーリゾート
おすすめはO4コースとリフトD、H、G回しです。
舞子スノーリゾートは長距離ランが楽しいゲレンデですが、練習となるとコースは限られます。
なぜなら、林間コースのように横幅が狭いコースが所々あるからです。
なので、おすすめはO4コースとリフトD、H、G回しです。
とくに、O4とリフトG回しがおすすめ。
広いコースに加え、早いうちから陽が当たるのでカチカチバーンになりにくいです。
朝イチは硬くても、10時頃からは柔らかくなります。
ゴンドラが人気なのか、リフト待ちも少ないです。
リフトG回しは、リフト待ちがある場合もありますが、コースの滑りやすさではO4コースよりもおすすめ。
リフト降り場からは少し急な斜面が続き、M18、M19コースにつながると絶好の練習バーンになります。
おすすめ⑦白馬乗鞍温泉スキー場
おすすめはラビットコースです。
ラビットコースは開放感のある幅広コースです。上部は下部に比べて斜度がありますが、気にならないレベル。
行った日の客層はスノーボーダーよりもスキーヤーの方が多いと感じました。
おすすめ⑧サンメドウズ清里
おすすめはA、C、Gコースです。
パノラマリフトを周回するのがおすすめです。
パノラマリフト降り場付近の様子
晴れているときの開放感が最高ですね。
リフト降り場付近は多少急に感じるかもしれません。右手側にコブがあります。
Aコース中盤〜下部の様子
Aコース中盤から下部はとても滑りやすいです。
私が行ったときは3月末だったのですが、春とは思えないほどの雪質でした。
こちらのコースは斜度が平均18°と、条件よりも少しきついのですが、練習コースとして最適だと思い紹介しました。
一緒に行った友人(年1〜2回滑走)もガンガン滑り降りていたので、そんなに恐怖心を感じることもないと思います。
おすすめのスキー場でカービング練習をしよう
今回は実際に行った場所でカービング練習におすすめのスキー場を紹介しました。
気になったところをぜひ調べて行ってみてください。